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新しいことを次から次に学び続ける歯学部での６年間。大体の流れを理解していれば、自分が今どんな位置にいるのか、これから何が起こるのかがわかり、各科目をそれ単体としてではなく、歯学部での勉強の大きな流れの一部として理解することができます。
ここでは、歯学部の一般的な6年間の学びについて見てみましょう。
歯学部に入学した最初の一年間は、外国語科目や人文科学・社会科学・自然科学科目などの一般教養を中心に勉強します。同時に、早期臨床体験実習として、入学直後から実際の歯科診療の現場に触れるほか、歯学入門などの導入科目を通じて歯学の全体像や現状を学びます。
☆ポイント☆
一般教養科目を中心に履修する１年次は、歯学生の学生生活の中で最も余裕がある一年間。高校時代に生物や物理が未履修・苦手だった学生は、この時期に徹底的に復習し、専門科目が始まる２年生になる前に基礎知識を確認しておきましょう。
また、歯学部における成績評価は、一問一答の短答式問題だけで決まるのではありません。様々な専門知識を論理的に展開するレポートや、限られた時間内に参考図書なしで書き上げる小論文、さらには口頭試験など、大学によって実に多様な方法で知識の習得度がチェックされます。これらはほとんどの学生にとって、大学で初めて経験する成績評価方法です。しかし、大学では、その詳しい対策法については説明されません。そんな高校と大学のギャップを埋めるのが、ウェルズの家庭教師です。プロの家庭教師と一緒に、論理的で説得力のあるレポート・小論文を書く技術を身につけ、実際に何度も口頭試験の練習をして、歯学部在学中にどんな試験が出されても自分の力を発揮できるようになりましょう。
２年生になると、歯学部の専門教育が本格的に始まります。まず勉強するのは、解剖学、組織学、生理学、生化学、病理学、発生学、細菌学、微生物学、免疫学、薬理学といった基礎系科目。実技実習も行われ、人間の身体の構造や機能を多角的に学んでいきます。専門科目は全て必修なので、単位を落とさないようにすることが何よりも大切です。
３年生になると、歯学部歯学科独自の専門科目が増えていきます。歯学基礎科目として、口腔解剖学、口腔生理学、口腔細菌学、歯科薬理学、歯科理工学などを学ぶほか、歯学臨床科目として、歯科保存学や口腔治療学などを学びます。また、内科・外科をはじめとした幅広い臨床医学の関連科目についても勉強します。
４年生になると、有床補綴学、歯周病学、口腔外科学、矯正歯科学、歯科麻酔学、小児歯科学など臨床歯学の勉強が本格化。４年生の終わりには共用試験があり、この試験に合格した学生だけが５年生に進級して、実際の患者さんと接する臨床実習を行うことができます。
☆ポイント☆
共用試験とは、５年生から始まる臨床実習に必要な知識・技能・態度が備わっているかを客観的に確認する全国共通の試験。知識はパソコンを使ったCBTで、技能・態度はOSCEで評価されます。全ての歯学生が４年次に受験し、合格しなければ５年生に進級できないとても大切な試験です。
共用試験を突破して５年生に進級すると、実際の歯科医療の現場で実践的な臨床実習が始まります。近年、どの大学でも臨床実習の充実が図られており、実習内容が従来の見学型から臨床参加型に変わっているほか、実習時間も大幅に拡大しています。実習では、診療各科を回りながら少人数教育が行われたり、学生が治療計画の立案・診療補助・技工操作に携わったりすることもあります。
６年生では、学生参加型のより高度な臨床実習が実施されます。さらに、６年生の後半には、卒業試験と歯科医師国家試験が実施されます。歯科医師国家試験は歯学生なら誰でも受けられるわけではなく、各大学の卒業試験に合格した学生だけが国家試験受験資格を得ることができます。そのため、卒業試験は確実に突破する必要があるのです。
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歯学部の現状と家庭教師が 必要なワケ |
