まじめに指導実績49年! プロ教師・授業の質に自信あり! 料金総て明示!歯学部卒業のための専門家庭教師ならウェルズ!本文へ

歯学生に人気の講義補習サポート

大学の授業はどれも専門性が高く、次々と難解な用語が出てくるのが特徴です。高校までの教科教育とは、質、量、そして講義のペースが全く異なります。

また、大学教員の指導スタイルは実に多岐に渡ります。
板書をしない、プリントを配らない、教科書を使わない、ということも珍しくありません。

1から10まで先生が丁寧に重要なポイントを教えていた高校までとは異なり、大学では先生に頼ることはできません。学生は、何が大切かを主体的に判断し、必要に応じて適切な専門書を読むなどしてより深い知識を得なくてはいけないのです。

このような高校と大学の勉強法の違いに戸惑い、大学入学後にどのような勉強をすればよいのかわからなくなる学生が毎年続出します。特に、2年生になると本格的な歯学科の専門科目が始まり、勉強量が急増。全身を対象とした基礎医学を勉強するこの時期は、歯学部の学生生活の中でも特に大切な、そして大変な時期です。この時期の勉強がその後のスムーズな進級・卒業を左右するといっても過言ではありません。

特に、範囲が広く暗記量が膨大な解剖学や生理学、薬理学は苦労する学生が多く、これらの科目の補習ニーズが高くなっています。また、近年、臨床能力の早期育成が重視されるようになり、臨床医学系の科目では実際に治療をする歯科医師の立場になって考えることも求められるようになってきました。基礎医学の勉強が終わっても油断はできません。

断言できることが1つあります。

苦手分野を放置する時間が長ければ長いほど、失った時間を取り戻すために大変な労力が必要となります。普段の勉強をわからないままにしておくと、後の試験の際に大きなハンデとなってしまい、留年や退学にも繋がりかねません。なんとか進級できたとしても、6年間の学びの成果が問われる国家試験でつまずいてしまうでしょう。

ウェルズの講義補習サポートでは、効果的なノートの取り方や授業の聞き方から専門科目の予習・復習まで、歯学生が毎日の勉強に自信を持って取り組めるよう親身な指導を提供しています。一流大学・大学院出身の家庭教師が伝授する学習スキルは、歯学部に在籍するあなたの何よりの味方になるでしょう。

●プロの家庭教師と対策!解剖学

解剖学は生物の外部形態と内部構造を研究する学問で、全ての医療の最も基盤となる科目です。解剖学には、骨学、関節学、筋学、脈管学、内臓学、神経学、感覚器、組織学などが含まれます。

歯学部では、全身の解剖学に加え、歯科医師として大切な口腔解剖学も学びます。口腔解剖学では、顎口腔領域の形態・構造について専門的に学びます。

「とにかく大変」と皆が口を揃える解剖学。学ばなくてはいけない範囲がとにかく広いため、ただでさえどんどん進んでいく歯学部の専門科目の中でも特に授業のペースが速く、新しい専門用語が次から次に出てきて、何が何だかわからないまま気がつけば試験直前、ということになりやすいのです。

そんな解剖学をマスターするには、講義と実習を連動させて知識をしっかりと積み重ねていくことが何よりも大切。実習の前にはこれから見る部位を写真や図で確認して、実習中の手順をシミュレート。実習が終わったら、わからなかったところをすぐに教科書・参考書で確認しましょう。本で知識をつけてから自分の目で確認し、その後に今見たものを再度文章や図で確認することで、知識を確実に長期的な記憶に留めることができます。また、組織学や生理学、生化学と関連付けて覚えるのもポイントです。

また、解剖学では、筋肉、臓器、神経、血管の名称などを日本語・英語・ラテン語で暗記しなければならないのも悩みの種。しかも、ただ単語名を暗記すれば良いだけではなく、神経ならその神経がどこを通ってどこに行くか、分岐はどうなっているのか、障害が起こるとどうなるか、骨学ではどの孔から何の神経が出ているのかなどの理解が必要です。解剖学の中でも苦労する学生が多い筋肉に関しては、筋肉名の他に、筋肉が骨のどの部分に付着しているか、その筋肉はどのような運動を行う場合に必要なのか、筋肉の起始・停止や支配神経などをセットで覚えましょう。似たような名前の部位は近くに存在するので、正確に覚えることが大切です。家庭教師と何度も口頭で確認したり、実際に図を書いてみたりして、細かい所まできっちりインプットしましょう。

このように時間をかけて着実に理解を積み重ねていけば、解剖学も決して怖くはありません。大切なのは試験前になって焦ることではなく、学習のスタート時から少しずつ勉強を進めていくことです。

●プロの家庭教師と対策!組織学

組織学は解剖学の一分野で、顕微鏡などの観察機器を用いて人体の微細な構造と機能を細胞・組織・器官レベルで学ぶ科目です。

歯学部では、通常の組織学に加えて口腔組織学も学びます。口腔組織学では、口腔とそれと隣接する諸器官の細胞や組織の構造と発達、機能を専門的に学びます。口腔組織学の勉強を通じて口腔組織の形成過程を理解していれば、歯学部卒業後も、再生歯学などの最先端の歯科医療についていくことができます。

そんな組織学は、暗記量や範囲の広さに加え、複雑な構造と画像から苦手意識を持つ学生が多く、各大学で毎年大量の追試者が出る要注意科目です。組織学の勉強は、解剖学と同じく、知識と経験を結びつけることが何よりも大切。複雑な構造がどんどん出てくるので、文章だけではなく、顕微鏡図をきちんと理解する必要があります。組織画像に慣れることは、普段の勉強の理解を深めることだけではなく、試験の写真問題対策にもなります。

また、組織学実習では、固定や染色といった手法を用いて実際に自分で標本を顕微鏡で観察します。実習では、組織の識別・構造の確認・観察スケッチを通し、細胞や組織の理解を深めていきます。最近顕微鏡を触る機会がなかった人は、そのままの状態で実習に入ると、何が何だかよく分からなくなってしまうでしょう。組織学実習の際は事前の予習は必須です。鮮明な標本写真が載っている本などで具体的な特徴を確認すると、同定しやすくなります。また、ある組織がどの器官のどの部分なのかを常に意識し、全体像を思い描きながら勉強を進めましょう。

定期試験対策としては、組織学・口腔組織学の問題集はほとんど出版されていません。しかし、教科書は情報が多すぎて何が重要かわかりづらい。覚えなくてはいけないことが多いので、何が試験に関係のある情報で本当に必要な知識なのかを見極めることが大切です。

そのため、組織学の勉強では、普段の予習・復習はもちろん、試験直前にも確認できるような自分なりのノートまとめをしていくことがおすすめ。ただ、組織学は複雑な科目のため、まとめるのには時間がかかります。試験前に慌てるようでは間に合わないので、早めに対策を始めましょう。

●プロの家庭教師と対策!薬理学

薬理学は薬剤が人体に与える影響を研究する学問。歯学部では一般的な薬理学のほかに歯科薬理学の勉強もします。薬理学では、薬物の基本的な知識から効き方のメカニズム、有害作用まで、薬物療法に関する総合的な知識の修得を目指します。臨床とも密接な関係を持ち、病気の治療においてとても大切な分野です。

そんな薬理学の勉強法ですが、範囲が広い科目のため、ただやみくもに問題集を解き続けるのでは効率が悪くなります。単位を落とさないために大切なのは、重要な点を見極め、それに関するどんな質問をされても確実に答えられるようになること。ウェルズのプロの家庭教師と一緒に重視すべき点を確認していきましょう。要注意ポイントを頭に入れることで効率的に対策することができます。

また、覚えなくてはいけないことが多いのですが、最初から全てを完璧にしようとすると、あまりの量に勉強に対するモチベーションを失いかねず、得策ではありません。まずはざっくりと大きな流れを理解することに努めましょう。そこに細かい知識を足していって、少しずつ知識を完全なものに近づけましょう。

ウェルズでは、薬理学を生理学などと関連付けてきちんと学生が納得できるように教えることを大切にしています。特に作用機序は図を使って時間をかけてじっくりと対策。重要箇所は頻繁に確認テストを行うことで理解もれがないように徹底します。

●プロの家庭教師と対策!生理学

2年生になると生理学を履修し、人体の正常な機能について学びます。生理学は、呼吸、消化、循環、排出など、医療のベースとなる体の内部の動きを学ぶとても大切な科目ですが、追試者が続出し、単位を落とす可能性が高い要注意科目でもあります。歯学部では一般生理学の後に口腔生理学も学びます。

講義中にわからなかったことをそのままにしてしまうと,次の講義の内容もすぐにわからなくなってしまう生理学。そんな生理学を攻略するために必要なのは、基本的な知識をコツコツ積み重ねていく地道さです。講義開始時から少しずつ教科書を読み、重要ポイントをまとめ、複雑な個所は図を描き、自分なりに解釈し、それを家庭教師と確認するという流れを繰り替えしましょう。特に、家庭教師に自分の考えを説明することで情報の整理ができるほか、知識が抜けているところや不完全なところ、わからないところは教師がその場で補足。苦手分野も明確になります。

プロの家庭教師と対策をすると、一人で勉強するよりもずっと簡単に知識が身についていくのです。

●プロの家庭教師と対策!生化学

生化学は生物化学とも言われるように、人体の構成物質や生体内で生じる化学反応などについて学ぶ科目です。歯学部では一般生化学の後に口腔生化学で口腔領域の重要な物質の構造と機能を学びます。生化学も単位を落とす学生が多い科目なので、勉強は慎重に進めましょう。

解剖学や組織学とは異なり、生化学で扱う複雑な分子の構造や化学変化は目では見えません。それらの分子を理解するためには、化学式や構造式の理解が必須です。

他の難しい科目と同様に、生化学でもまずは全体像を掴み、それから化学式を覚えましょう。また、生化学は生理学や有機化学と関係が深いため、それを意識しながら学習を進めるより深い知識を得ることができます。

ある変化が他の変化を次々に引き起こしていく生化学は、頭の中だけで理解しようとしても難しい科目。常に図を書いて情報を整理する癖をつけましょう。また、疾患との関わりを意識することで生化学の魅力や重要性を実感しすることができ、勉強のモチベーションが上がるでしょう。

試験では、タンパク質、酵素、炭水化物、脂肪、ビタミン、解糖、クエン酸回路、遺伝子、分子生物学、発がん、細胞、代謝、核酸、ホルモンなどが重要トピック。体内でどのような反応が起こり、生体にどのような影響を及ぼすのか、理解漏れがないように要注意です。

結合組織、カルシウム代謝、唾液成分、齲蝕のメカニズムなどを学ぶ口腔生化学は、問題集はもちろん、参考書に使えるような本もあまり出版されていない分野。自分なりに重要点をまとめ、自分だけのテスト対策本を作りましょう。

●プロの家庭教師と対策!免疫学

免疫学は、免疫が病原体から人間の身体をどのように守っているのかを学ぶ学問です。免疫系を構成する細胞や分子が次々と明らかにされるなど、発展が顕著で、教科書の改訂スピードが速い科目です。基礎医学の中では暗記量はそれほど多くはありませんが、複雑な免疫機構や聞き慣れない用語が難しく、毎年かなり多くの学生が再試になる要注意科目です。

免疫学の講義は、専門用語がどんどん出てくるため、しっかりと予習・復習をしなかれば、すぐについていけなくなってしまいます。しかし、実際に予習しようと思って大学が指定する教科書を開いても、あまりの難しさにどこから手をつけたらよいかわからなくなることも。

そこでおすすめなのが、わかりやすいイラストが豊富に載っている本で概観を掴むこと。そして、それを参考に、自分で簡単な図や説明を書いてみましょう。「読む」「見る」「聞く」だけではなく、自分で「考える」「書く」、そして家庭教師に「話す」ことで記憶が定着します。

試験では、自然免疫と獲得免疫、細胞性免疫や液性免疫といった免疫の機能の違いやアレルギー反応の分類、メカニズムを正確に把握することが大切です。2つの種類があるMHCとTリンパ球の理解も必須。また、BCR と TCR のシグナル伝達の経路はよく似ているため、注意が必要です。その他にも、抗体、抗原に関することは完全に説明できるようにしておきましょう。

自己免疫疾患やアレルギー、免疫不全など、免疫の異常が発症に直接関与する疾患に加え、感染症や癌、移植など、免疫が関わる疾患や病態はたくさんあります。免疫が実際の病気とどう関係しているのかを具体的に考えると、免疫学に興味を感じることができるでしょう。

●プロの家庭教師と対策!病理学

病理学は、疾病の発生原因、経過および結果を研究し、形態と機能の変化がどのように生体に影響を及ぼすのかを学ぶ科目です。そのため、病理学は基礎医学系科目の中でも特に臨床医学と強い関連性を持っています。

歯学部では、一般の病理学の他に口腔病理学も学びます。口腔病理学では、口腔領域に発症する様々な疾病について理解を深めます。

病理学は分類が大切な科目です。何によって分けられるか、それがどう他と違うかを意識して勉強していきましょう。分類を覚えるときは、ただ文章を読むよりも、実際に自分で図を描くと覚えやすいです。組織学的特徴を症例と関連付けて、イメージしながら覚えていきましょう。

気をつけなくてはいけないのは、病理学を勉強する時期になると他の専門科目の勉強も本格化し、病理学対策だけに集中することはできないということ。試験前に短期間で詰め込める科目ではないので、あくまでも講義と同時進行で臓器・組織別に関連病変に関するまとめをしていきましょう。

また、病理学では、光学顕微鏡などを用いた病理組織標本の観察実習が行われます。実習の予習・復習のためにも、形態・機能変化をまとめる際には、常に症例写真を確認する癖をつけましょう。

●プロの家庭教師と対策!微生物学

微生物学には、細菌学、ウイルス学、医真菌学、原虫学などが含まれ、微生物の分類・性状、病原微生物による感染から発症に至る宿主反応、防御機構や免疫メカニズムについて学びます。

歯学部では口腔微生物学についても学びます。口腔内には多数の微生物が生息しており、歯科の二大疾患であるう蝕と歯周病の発症には、これら口腔内に常在している細菌が深く関与しています。この口腔内の微生物学は、肺、心臓、腎臓など他の部位での感染症を引き起こすこともあります。従って、口腔内の常在菌の種類と特徴、役割について熟知し、感染症を起こす原因微生物を理解することは、将来歯科医師として働く際に必要不可欠なことなのです。

一言で微生物学といっても、実際は細菌や真菌、ウイルス、原虫など多岐にわたるので、まずは微生物をこれらの大きなくくりで覚え、それから個々の特徴を見ていきましょう。ただ、コツコツ全てを覚えようとすると、時間がいくらあっても足りません。歴史上重要なものや臨床上問題となるものを優先的に覚えましょう。さらに、勉強は常に臨床現場を意識し、疾患との関連を見ながら進めると、形だけの暗記にならないでしょう。

微生物学の試験では、基本的知識から感染症の診断、治療、予防に関する問題解決能力までが試されます。細菌ならグラム染色性と形、ウイルスならDNAとRNAウイルス、また、生ワクチンや不活性ワクチン、微生物の伝播方式などは確実に答えられるようにしましょう。

●プロの家庭教師と対策!衛生学

衛生学は、社会一般の人々の心身の健康の維持・促進、疾病の予防・発見を目的とする学問です。具体的には、母子保健、学校保健、老人保健、精神保健、産業保健、環境衛生、成人病対策、感染症予防、公害対策、衛生統計などが含まれます。

歯学部では、一般の衛生医学だけではなく、口腔衛生学、予防歯科学、社会歯科学などを含む口腔衛生学も学びます。

歯科医師国家試験でも出題数が多い衛生学は、決して軽視することはできない科目。範囲が広いため、他の科目と同様、まずは大筋をつかむことが大切です。その後、わからなかったところを調べてノートにまとめる作業をしましょう。様々な分類を覚える必要があるため、表にまとめて視覚的に記憶に留めましょう。消毒法や母子保健、精神保健などからは問題が頻出されるので、早めに勉強をして確実に点が取れるようにしましょう。

注意しなくてはいけないのは、感染症法の改正が頻繁にあり、その度に感染症の分類が変わること。そのため、公衆衛生学を扱う本の改定スピードは、他の教科に比べても早いのが特徴です。古い本では現在とは違う記載もあるため、常に新しい本を使い、1類~3類は完璧に覚えましょう。

●プロの家庭教師と対策!口腔外科学

口腔外科学では、抜歯に代表される歯科領域の外科的処置を学びます。その対象は口腔内に限らず、顎顔面口腔領域に発生する疾病全般について、その病因、病理、予防、症状、診断、処置、予後の勉強をします。

腫瘍から顎顔面外傷、アレルギー性疾患、先天性疾患まで、口腔外科学で扱う範囲は非常に広く、基礎歯科医学系科目や臨床系科目に加え、内科学や外科学をはじめとする隣接臨床医学に関する幅広い知識が必要とされます。

そんな口腔外科学の試験対策で重要なのは、よく出題される疾患を中心に勉強を進めていくこと。出題頻度と臨床での重要度を考慮して何が定番疾患なのかを把握して、各疾患の鑑別方法と特徴をしっかりと把握しましょう。

ウェルズでは、家庭教師が重要疾患の診断のポイントとなる特徴を細かく指導。また、混同しやすい疾患の鑑別点もわかりやすく解説します。さらに、頻出疾患の具体的な症状から治療までを繰り返し復習し、歯科医師国家試験対策の基盤を作ります。

●プロの家庭教師と対策!保存学

歯科保存学は、齲蝕、歯周病、歯髄炎などの病的な状態の歯や歯周組織を、抜歯などの外科的手法を使わずに本来の機能を維持・回復させる臨床歯学の科目。保存修復学、歯周治療学、歯内療法学で構成されます。

保存修復学では、齲蝕・破折・摩耗・咬耗・形成不全・変色・着色などの自然治癒することのない歯の硬組織疾患の病変の進行を抑制し、生じた欠損の回復について学びます。特に大切なのは、齲蝕の診断と治療法。歯式や窩洞の名称、使用する材料、薬剤、器具などの名称は確実に押さえておきましょう。また、様々な病気に合った最適の修復材料の種類と物性についてまとめましょう。

歯周治療学では、日本人の多くが罹患している歯周病や歯肉炎の予防法や治療法を学びます。
歯周病の原因である細菌を感染部位局所から除去する方法や重度慢性歯周炎・侵襲性歯周炎に対する適切な検査・診断・治療の方法を身につけましょう。

歯内治療学では、歯髄疾患や根尖性歯周組織疾患の病態・予防・診断・治療法について学びます。象牙質を削り取る方法や根管壁を清掃する方法、歯髄腔を充填する方法は押さえておきましょう。

歯科保存学は歯科医師国家試験の合否を左右する重要な科目。歯科医師として実際に働く際に最も役立つ知識・技術の一つです。この科目を完璧にしておくことは、試験対策としてだけではなく卒業後の歯科医師としての能力にも直結するので、とても大切です。

●プロの家庭教師と対策!捕綴学

歯学部では暗記量の多い基礎医学や歯科基礎科目が一段落する3年生に進級しても、安心することはできません。補綴学をはじめ、口腔外科学、保存学、小児歯科学、矯正学などの臨床系科目では、丸暗記では対応できない問題が数多く出され、留年する人が後を絶たないからです。

歯科補綴学は、先天異常、腫瘍摘出、外傷な様々な疾患により失われた顎口腔系の形態と機能を人工的に補充し、咀嚼、発音などの機能と形態的・審美的回復と維持を図る科目。歯の欠損の状態に応じ、クラウンブリッジ補綴学、部分床義歯補綴学、全部床義歯補綴学、インプラント補綴学などの処置方法があります。また、専門的な顎補綴学や顎関節症の治療法にも触れます。高齢化社会の日本でますます重要になっている科目です。

中でも、クラウンブリッジは歯科医師になってから臨床で最も多く行う治療の1つ。講義内容も非常に多岐にわたり、ブリッジの製作法や補綴物から臨床術式はもちろん、口腔周囲組織の生理学や解剖学の知識も必要となります。基礎科目と関連づけながら学ぶことで、より深い理解が得られるほか、2年生で学んだ内容の復習にもなります。

有床義歯補綴学では、とにかく多くの症例を写真で確認して、口腔内の様子に慣れ、正確な判断ができるようにしましょう。不明な点は決してそのままにせず、質問したり自分で調べたりすることが大切です。家庭教師からもたくさん質問をして、抑えるべきポイントをきちんと理解できているか確認します。

試験では、歯冠、歯根、歯髄、歯周組織の様々な検査の種類とその役割、歯冠補綴物の種類、特徴およびその適応、全部床義歯と部分床義歯の臨床術式、Millerの歯の動揺度の判定基準、Glickmanの分類とLindheとNymanの分類などはしっかりと押さえておきましょう。

●プロの家庭教師と対策!矯正学

歯科矯正学は、歯、顎ならびに顔の正常な成長発育を研究し、それらの不正な成長発育から引き起こされる不正咬合や上下顎骨の異常な咬合関係の診断、治療、予防について学ぶ科目です。歯科矯正治療を通じて、摂食・咀嚼・発音障害などの顎口腔機能障害や心理的障害を除去し、咬合を正常またはそれに近い状態に治すことを目指します。

そんな矯正学は、臨床歯学の中でも特に苦手とする歯学生が多い科目。治療症例にたくさん触れ、具体的なイメージを持ちながら勉強を進めましょう。

また、一気に全てを完璧にしようとするのではなく、咬合、Angle分類、歯列、生体反応、固定、矯正器具など、ポイントごとに覚えるのがコツ。非対称、上顎の劣成長、小下顎症、下顎の過成長などの様々な咬合異常を引き起こす症候群も覚えておきましょう。不正咬合の治療に用いられる代表的な矯正装置の構造と作用機序もしっかり理解する必要があります。模型分析やセファロ分析、さらには舌側弧線装置や上顎前方牽引装置の製作は実習で完璧にしましょう。

矯正治療は臨床の他の専門分野との関わりが強いのが特徴です。中でも、児童を対象とすることが多いので、小児歯科の知識は必須。Hellmanの咬合発育段階は押さえておきましょう。また、手術による反対咬合の矯正治療など、口腔外科の知識・技術も求められます。この機会に復習もかねて、矯正治療に関係のある科目の見直しをしましょう。

●プロの家庭教師と対策!小児歯科学

小児歯科は、小児から成人への成長過程における顎口腔領域の疾患や異常の予防・診察・検査・診断・治療について学ぶ科目です。永久歯より虫歯になりやすい乳歯の異常・疾患は永久歯や顎の発育に影響を及ぼすため、歯科医師のサポートがとても大切になります。また、障害者歯科医療に関する知識・技術も身につけます。

歯の変色・萌出や石灰化、乳歯および幼若永久歯の特徴や小児齲蝕、乳歯と根未完成永久歯の歯髄炎の特徴などは確実に押さえておきましょう。Hellmanの歯齢は完璧に。また、過剰歯、欠如歯、癒合歯、カラベリー結節、プロトスタイリット、桶状根やタウロドントなどの歯の異常も頻出です。

また、歯科領域だけではなく、小児の全身発達も需要です。定型発達、発育の評価の方法、Scammonの臓器発育曲線は覚えておきましょう。さらに、小児の口腔粘膜疾患は国家試験でも頻出。Riga-Fede病、Bednerアフタ、小腫瘤の上皮真珠は要注意です。各種ウイルス疾患や保隙装置もチェック。

小児歯科の最大の特徴は、乳児から 20 歳前までの健康児、障害児、有病児を対象、長期に渡って包括歯科医療を行うこと。その中では、齲蝕の予防と治療だけではなく、歯周疾患、歯冠修復、歯内療法、歯の外傷、外科的処置、口腔軟組織疾患、咬合誘導など、矯正歯科や口腔外科を代表とする他科の知識・技術が必要になります。

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